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◆リペア&メンテナンス◆
大切な楽器のことだから…
◆ギターそのものの大がかりなリペアやメンテナンスに関しては、最初のうちは自分でやらないようにしてください。特に電気系統(ピックアップや配線関係は、下手にいじると音が出なくなることもあります)
最初のうちはメンテナンスと言っても、使用後に何も付着してない状態の楽器専用(ギター)クロスで軽く汚れを拭いた後に、専用オイルなどを湿布したクロスで拭くと良いです。(
むしろキチンと優しく楽器を管理していれば、当面は大がかりなメンテナンスの必要はないと思います。上達への手助けをしてくれる楽器ですから、安物でも優しく扱っていきましょう。
そうです!安いギターでもキチンと弾きこんであげれば、楽器は応えてくれます。アコースティック(生)ギターは特に分かりやすいですが、本当にいい音が出るようになるのです。 |
可能であれば、キチンと音を出すことで良い鳴りのギターになっていきます。
◆近所に迷惑にならない程度の音というのは大前提ですが、防音してあったりするお部屋や、スタジオなどでは伸び伸びと音を出してあげましょう!弾きこむ・・・それが楽器にとって一番最初のメンテナンスになってくると思います。
そして、何より気をつけなくてはならないのが”ギターの置き方”です。よく目にするのが、壁などに立てかけてある光景。
厳密に言うとそれはよくありません。ギターのネック(押さえる部分)に余計なストレスがかかってしまうのです。
その悪習を続けていると音はもとより、ギターそのものが悪くなってしまうことになります。壁に立てかけるのであれば、ギターを横にして置いておくくらいのほうが、ケアという点においては良い傾向にあります。ギターはネックが一番デリケート。しっかり守ってあげましょう。 |
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◆できることであれば、ギターケースにしまって保管するか、もしくはギタースタンド に立てかけてあげましょう!
頻繁に弾く方は、スタンドを購入することをオススメします。ネットでも千円程度でありますから。(中にはもっと安価なものもございます。壁掛け式のものですと、数百円というものもあり、又複数本のギターを立てかけられるスタンドも出ています。
将来的には必要になるかも知れませんね)楽天市場では、500円〜ギタースタンド
さて、初心者といってもメンテナンスといっても何もしなくていいというわけではありません。
むしろ”ケア(いたわる)”という部分で、レモンオイル(FERNANDES レモンオイル / PlanetWaves プラネットウェーブス レモンオイル PW-LMN Lemon Oil などが一般的に評価されています)をクロスに含ませ、使用後にサッとぬぐってあげることで、ギターの状態が良好に保たれてゆきますし、それが良い音を育てることにもなります。(汚れもスムーズに落ちるということで、ギター愛好家の中では評判です。
もちろん例外もございますので下記の注意事項をご覧ください。)
ただ、そんなにナーバスにならなくても、「あ、手触りがちょっと」と思ったらぬぐう程度で充分でしょう。
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※ご注意※
◆ギターの汚れを拭うクロス(布)の中で、シリコンなどの化学物質が混在しているものがありますが、そういった化学成分のものをギターのケアに使用・長期化するのはよくありません。ギター演奏の際に吹きかけるスプレーも同様で、混在しているものがあるので、演奏後はサッと拭きとってください。それを怠ると、材質にとっても良くありませんし、音質や耐久性にも影響します。
同じように、スプレー式のギターケア商品の中にもシリコンが若干混ざっているものがございますので、混じり気のない上記(もしくは下記にあるような)説明したような、ケア用品を推奨します。(ギターの木材によって相性のよくないものも稀に存在しますので、あまり詳しくない方・不安な方はメーカーや楽器店にお問い合わせ下さい)
▼ギターケア・メンテナンスしっかりと行いたい場合は、各部位によって適するものが異なります。
◎ネック(指板)部分=レモンオイルをティッシュやクロスに湿布したもので、ネック部分を拭き、少し時間をおいてから、乾いた部分(クロス)で拭き、仕上げます(ティッシュでサッと拭きでも可)。
◎ボディー(塗装)部分=ポリッシュ(メーカーはお好みで)をティッシュに少量湿布したもので、軽く伸ばすよゆうに拭き広げ、クロスで磨き上げます。
◎弦の部分=TONE FINGER EASE(フィンガーイーズ) を(主に使用時)弦部分に直接吹き付けるか、クロスに湿らせたもので軽く弦をぬぐう感じ。使用後は乾いたクロスで軽く拭き取る。(直接スプレーしたいときは、指板と弦の間に新聞紙などをはさむ)
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長期保管する場合は!?
◆最後になりましたが、長い期間ギターを弾かない場合は、弦をゆるめておいてください。ギターがチューニングされた状態では、その弦がネック(私たちが手で握る部分)に与えるストレスは、数十キロもかかると言われております。
そのストレスを与え続けることが、どれだけギターに影響を与えるのか…そういったことを知識として知っておけば、後々大がかりなメンテナンスを要することはありません。
ネックの反りを防ぐために湿度・温度調整のために。
◆最近では、湿度調整剤(※下記製品画像参照)というものがポピュラーになって来ています。日常的に演奏をされる場合は必要性を感じませんが、「湿度やカビが気になる」という方は用意しておくというのも一つの方法です(使い方としては、ハードケースに入れておくだけという簡単なものがほとんどです)。
また、ギターに限らずこういったものは保証期間が過ぎると、修理が有料になります(結構いい値段を請求されます)ので、最初の心がけが肝心です。そういった基本的なケアが身についてくれば、あとは湿度・温度に気を配る程度でいいでしょう(※直射日光を避けておくこと・車の中の長時間放置は避けましょう)
ネックがもし反ってしまったら!?
◆こちらのページで”ネック調整の仕方と、順反り・逆反りの意味”についてご覧になれますので、基礎知識として備えておきましょう。 |
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