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◆基本のコード(進行)を学ぶ◆
≪コードとは何?どんな意味?≫
ギターのコードとは複数の音、つまり”和音”を意味します。例えば多くの人が一番最初に練習する”C”というコードはピアノなどで分かりやすく説明しますと”ドミソ”を意味します。学校での知識を思い出した方も多いのではないでしょうか(左図は最初に覚えたい”C”の押さえ方)。
≪コード進行、その意味とは?≫
コード進行とは、「曲に合わせた複数のコードの流れ」を意味します。ピアノで、左手(伴奏)・右手(メロディ)という感じで弾くとすれば、左手を使って弾く部分に該当します。
そして、そのピアノで演奏してもメロディに対して絶えず押さえるところは変化していく・・・ギターでも同じなのです。だからこそ、たくさんのコードを学ぶ必要が出て来ます。
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◆基本の”3つ”を覚える◆
最初に覚えておきたいコード、それはCとFとGをマスターすることです(※このページの3つの画像を参照)。
この3つを覚えることによって、色んなコードの押さえ方に必要な要素が凝縮されてることが理解できます。
また、曲を弾く上で必要な、ギター演奏の流れ(コード進行)を学ぶことができます。
いずれ、スリーコードというものや下記にある循環コードというものを学ぶことになりますが、そのためにはまず”3つ〜4つは必要”となるもの。
それがキターコードなのです。
(※左図は、ギタリストの多くが悩むF。それにもコツがあります) |
コツをつかんで、FコードやBコードを克服しよう!
◆読み方を知っておこう◆
▼下記の表は、音楽・ギター用語を知る上で覚えておきたいものです。
英語 |
A |
B |
C |
D |
E |
F |
G |
日本語 |
イ |
ロ |
ハ |
ニ |
ホ |
ヘ |
ト |
イタリア語 |
ラ
(La) |
シ
(Si) |
ド
(Do) |
レ
(Re) |
ミ
(Mi) |
ファ
(Fa) |
ソ
(Sol) |
(※アルファベットはそのままの読み方になります)
▼また、ドイツ語になると・・・
●アー(A)・ハー(H)・ツェー(C)・デー(D)・エー(E)・エフ(F)・ゲー(G)
と読むことから、音楽でもそのように呼称する人も少なくないです。
(※何故か、”B”の代わりに”H”なんですよね)
蛇足ですが、芸能界用語で「ツェー万(お金の単位?)」と言う方がいらっしゃるのは、そういったところから来ているのでしょう。
◆和音(コード)にはメジャーとマイナーがある◆
基本的な知識として覚えておきたいこと、それはギターコードにはメジャーコードと呼ばれるものと、マイナーコードと呼ばれる、2つに大きく分類されるということです。
≪メジャーとは?≫
メジャーとは”明るい雰囲気”の和音(コード)や音階であり、文字通り”主要なもの”を意味します。前述でご紹介した、上記の表や下記の一覧にも見られるように、アルファベットの大文字で表記します。また、クラシック音楽でいう”ハ長調”というものをご覧になったことがあるかと思います。あれはCメジャーによる音階旋律を日本語で表記したもの意味します。
●コードを覚えていくと色んな複雑なものがありますが、起点(基点)となる部分(音)がA〜Gまであるということになります。
≪マイナーとは?≫
メジャーに対し”暗い、哀愁のある雰囲気”の和音を意味します。曲の構成なども、メジャーの長調に対し、こちらを使えば”短調”を意味します。学校で習う、クラシック音楽のタイトルの知識がこういうところで役に立つという訳ですね。こういったギターの知識を通して音楽への扉が大きく開かれる瞬間でもあります。
コードの表記ですと□mというような形になります(※□の中にはにはA〜Gと、それにフラット:♭やシャープ:♯がついたものまでが入ります)
最初に覚えたいギターコード3つの図解はこちらからご覧になれます。
次に学びたいマイナーコード3つの図解はこちから。
(※上画像は”G”の押さえ方) |
◆たくさんコードを覚えたい◆
ネットでも基本的なコードやその流れを記したものはたくさん出ております。
また、どこでも練習できるように、一冊くらいコードブックを買っておくことをオススメします。しかも、常に携帯するくらいのモチベーションは持っていたいものです。
私自身もコードブックは携帯しております。和音というのは深いものですし、同じものでも押さえ方によっては雰囲気も変わってきます。
また、楽曲によっては何十年やっても新しい押さえ方や弾き方に出合うこともあり、とても楽しいものです。
ローコード(フレットの低い部分で押えるもの)からハイコード(逆に高音フレット部で押さえるもの)、ベース音別のコードまでマスターしようと思えば、うぬぼれたりする暇もありません(笑)
(※実際にプロのミュージシャンでさえ全部をマスターしているわけではありません)
ギターは永遠の友のつもりで絶えず学習してゆきましょう。 |
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◆最初はどんなコードを学べば安心か!?◆
エレキギターとアコースティックギターではその部分は好みなどにより多少異なったりしますが、たいていの場合は上記にあるようにメジャーなもので頻繁に出てくるので、「C・F・G」から覚えはじめて、マイナーの代表格である、Am・Dm・Emなどを覚えるケースが多いようです・・・そしてC7などのセブンスコードを覚えるようになってくれば次第にコードの仕組みも理解できると思います。
◆エレキギターでよく使う”パワーコード”とは!?◆
エレキギターという部分でお話すると”パワーコード”と言って”必要な音だけを拾うコード”があるのですが、あれは2つ程度の音を弾くことが多いので、いわゆるコードブックには載っていません(和音と呼ぶには基本的理論でいうと、最低3つの音が必要)。
ですので幅広くマスターするために、まずは、基本的なものをしっかりと覚えておきたいところです。そうすることで、曲作りやレパートリーの幅がグーーーーンと広がってきますので。
(※パワーコード=バンドスタイルの場合、ベースやキーボードが和音やルート音をサポートしてくれる部分もあるので、ギターは最小限の音を押さえるだけで十分なケースが多い。その際に使うコードをいいます。通常のコードで例えると、その中の4,5,6弦という低い音の部分押さえて弾く奏法・押さえ方を意味します。あえてコードネームをつけるなら”E5”とか”A5”と呼ばれているものですが、あまり見かけませんよね)
押さえるのは簡単!知っておきたい、パワーコードの仕組み
≪アコースティックギターとクラシックギターはどっちが押さえやすい?≫
私自身の考えと経験からお話すると”クラシックギター(ガットギター)”から始めた方が良いと考えています。ただ、クラシックギターはネック(握る部分:右利きの人なら左手で扱う部分)が太いので、手の小さい人はネックが細いものを選ぶと良いでしょう。
追記として、
”ギターの神様”とも言われていエリック・クラプトン、渋い演奏を聴かせてくれるラリー・カールトン、して日本では不動の地位を確立している、Charさんも、様々なギターを使いこなしているのをライブなどでよく見ている方も多いと思います。このようにいずれはエレキ・アコギ・ナイロン弦のギター(ガット・クラシック)すべてを揃える・・・という方も少なくないようですね♪
まず、これだけは覚えておきたいギター主要コード表一覧へ
幅が広がるコードの覚えかた(メジャー編)
幅が広がるコードの覚えかた(マイナー編)
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