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◆ストロークを弾いてみよう!◆
ストロークとは正しくは”コードストローク(和音:複数の弦)を弾くこと”を意味します。
ピック(※ギターを弾くプラスティック製の三角道具:すでにご存知の方も多いですよね)を使って、上から下へ、下から上へとゲージをすべて(もしくは一部)を「ジャカジャカ(もしくはジャラーンと)」弾く方法で、ギターの基本テクニックを意味します。
アコースティックギターの上級者は爪(つめ)でストロークをする方もおりますが、そういった場合は爪を補強するものを塗って弾いていることなどが多いです(むしろそうしないと、爪が削れてしまいますのでケアしてあげましょう)
◆ダウンストロークの弾き方◆
言葉通り”上から下へ弾く・弾き下ろす感じ”ことを意味します。初心者の方が一番形として入りやすいものなので、これは比較的簡単にマスターできるでしょう(※左図解を参照)
後は、強弱(抑揚)をつけるストロークとなると難しくなるので、少し練習が必要になってきますよね。 |
◆アップストロークの弾き方◆
ダウンストロークの逆で、”下から上へ弾くこと”を意味します。(※右図解)ダウンストロークにある程度慣れてからでないと、アップストロークは(弦に)引っかかってしまうかも知れません。コツとして”弦をなでるような感じ”に弾いてみてはどうでしょう。
〜ピックが引っ掛かるのはどうしたらいい?〜
アップストロークの”引っかかる悩み”というのは意外に多いです。その解決方法としては、
◎ピックが上手く(正しく)持てているか。
◎ピックが弦に対して深く入り過ぎていないか。
◎弦とピックの距離が安定(固定)されているか。
などを見なおしてみてはどうでしょうか?”ピックと弦の距離感”に関しては、アルペジオやフィンガリングなど他のテクニックの際でも同様に大切になってきます。
◆バッキングとどう違うの?◆
ストロークもバッキングも意味は同じです。使うシチュエーションが異なると、言い回しが異なってくるという代表的な例です。
バッキングは”引き立て役”のようなニュアンスがあるので、サイドギターの役回り、もしくはそういったパートを意味します。バンド用語と思って頂ければ良いです。 |
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◆どの辺を弾けばいい?◆
上の画像のA,B,Cと書かれてあるのがわかりますでしょうか。
Bの位置で弾くのがそのギターの中では自然な音色が出ます。この原理はアコギでもエレキでも同じです。アコギの場合は目安おとしてサウンドホール(穴の部分)の真上辺りが良いとされています。エレキの場合も同じような位置になります。
また、Aの位置で弾けば音は硬めになりますし、Cの位置で弾けば音は柔らかくなります。エレキギターですと、その音を切り替えるスイッチなどが付いていますが、それだけに頼らずに、弾く位置で自身で変化を与えることで音色に表情が生まれます。
◆タブ譜ではこんな記号に?◆
普通の譜面より更にわかりやすく、初心者用に「この辺を押さえて弾いて下さい」と記述された譜面を「タブ譜(たぶふ)」、もしくはコード譜面)コードネームと歌詞だけを記されたもの)と言いますが、その中でダウンストロークとアップストロークは下記のような記号で記されますので覚えておくと便利です。(※単音をつま弾く、ピッキングの際にも同じ記号が使われています)
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◆上級編、カッティング◆
このテクニックはしばらく練習が必要になってくる上級テクニックの一つと捉えていいでしょう。
ただ、それほど難しく感じる必要もありません。上記の基本テクニックである、”ダウン・アップストローク”がキチンとマスターできれば、近いうちに習得することも可能になってきます。
カッティングとは、押さえている方の手を上手にコントロールしながら音を切る(カット)するところから来ている名称です。
基本が「ジャーン、ジャーン、ジャカジャカ」と弾くのに対し、カッティングは「ジャッ!スチャ!ジャラスチャ!」という小気味のよい感じと言えばわかりやすいでしょうか。
〜実は速弾きよりカッコイイ!〜
エレキ・アコギ関係なく、カッティングはできるようになるとカッコイイし演奏の幅が広がりますよ。
(基本的なカッティングについてはこちらのページで)
カッティングの特徴として、”高音域(ハイコード:ハイポジション)”を使用するケースが多いものです。しっかりとコードを押さえること、種類などをしっかり学ぶことで上達がグッと早くなります。
(※左図解:ピックの持ち方)もちろん個人差があって、斜めに持つほうがイイという方もいらっしゃいますので。その辺は自分がやりやすい角度で持つといいと思います(※ピックの先と指の関係が直角になるのが理想的です)。 |
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