~耳コピーが音感を育てる~
ギター、バンドを始めるようになると、必ずといっていいほど購入するのがバンドスコア。
最初から"耳コピー"できる人は、ほとんどいないと思いますので、誰もがお世話になる譜面です。
懇切丁寧に「○フレットの○弦を押さえる」というところも書いてあるので(タブ譜をいいます)、楽譜が読めなくても弾けるようになっています。
と、今回のテーマの前置きはここまで...
ある程度演奏をすることが出来るようになったら(基本的なコードを習得できるようになった等々)、出来る限り耳コピーをすることをお勧めします。
耳コピーは音感を養う良いチャンスです。
最初は『どうやったらいいのかわからないよ』と思われるかも知れませんが、いきなりコードを見つけ出そうとせずに、まず"ルート音"を見つけることに集中してみましょう。
ルート音とは、コードCだとしたら"ド"の音を意味します。Dだとしたら"レ"の音です。
それで音を(曲を聴きながら)合わせていき、『あ、これはマイナー音かな?』と思ったらマイナーコードで確かめてみるのです。
やがて上級者の仲間入りを果たすことになった頃は、『ジャムセッションを』という機会になった時にも演奏キーを確かめることなく、音を聴いただけで参加することも出来るようになります。
ギタリストとしては、そういうのも憧れですよね。
最後に、セッション動画をご紹介します。これはスティーブ・ルカサーとCharのものですが、『何を話す?』と言って音を感覚だけで弾いていますよね。
それがアドリブ(即興演奏)の醍醐味なのです。どうせなら、こういった領域までいきましょう。