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度々取り上げております、トミー・エマニュエルの演奏を通して多くを学んでいきたいと思います。
トミーは、フラットピック(通常のピック)とサムピック(親指に装着するタイプのピック)そして、何もつけずに弾く・・・といった具合に、その時々でピックを使い分けます。
サムピックはフィンガリング(指弾き)には向いておりますが、ストロークには不向きだと言われております。というのは、その硬さから融通が利かないというのが理由なのですが、トミーの手にかかるとそうでもありません。やはり、練習によるものであるということがわかります。
逆に、フラットピックはストロークには向いておりますが、フィンガリングには不向きです。その理由も前述にある通りです。ピックを複数の指ではさんで弾いているわけですから、フィンガリングはしづらいということになります。
とは言え、トミーが演奏すると・・・またまた軽快に難しいフレーズをいとも簡単に弾きます。しかもタッチが柔らかい。それでいて指も上手に活用している。
この奏法は、アコースティックギターのみならず、もちろんエレキギターでも使えます。
とかく「ギターの弾き方とはこうあるべし」という人、もしくは思っている人も多いですが、その可能性とは無限大です。一つの方法やスタイルにこだわらずにトライしてみることが、自分の可能性(演奏・作曲)を広げていくことになります。
曲目"The Mystery"