弦の張り方・適正な巻き数とは

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弦の張り方〜チューニングまで

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弦の張り方・適正な巻き数に至るまで


ギターの弦を張り替えるには様々なキット(道具)が必要になってきます。まずはそこからご紹介しましょう。(⇒弦交換に必要なもの…こちらのページでご参照ください)

ギターレモンオイル使い方 レモンオイルを指板(フィンガーボード:弦、コードを押さえる部分)に湿布します。

もし汚れが多かった場合には、この工程の前に、濡らして硬く絞ったクロス(専用でなくてもよい)で汚れをしっかりと拭きとりましょう。

この際、あまり濡れたままは良くないのでしっかりと水気を取り除くこともメンテナンス上大切です。

そして図にあるように、レモンオイルを専用クロス(もしくは使い古しのTシャツなどでもOK)に一度湿らせてから、指板を軽く拭きましょう。

直接塗ったり、たくさんつけるのは(専門家の意見ですと)あまり良くないと考えられているためです。
ギターのレモンオイル使い方 左図は上記の説明に沿って、指板を拭いているところです。

指板の多くの場合(メープルの材質の場合以外は)、このように材質はコーティングされていないので、レモンオイルによる簡単なケアは必要になってきます。

メンテナンス面でもそうですが、弾きやすさを追求するためにも欠かせない道具とも言えます。

また、フレット(金属部分)に近いところは手垢などの汚れもたまりやすいので、念入りに落としてからオイルを使いましょう。

この際に(ギターを購入してから年数が経過してからでも遅くないですが)、時折フレットに損傷がないかチェックしてみましょう。

鉄弦が常に当たっているので、凹みが生じることもあります。そういった場合にはリペアが必要になってきます。

そして次の工程へ・・・

下図は弦を挿入し、ブリッジピンで留めた形になります。この際にしっかりと留っているかを確認しましょう。上がって来てしまうケースもあるので、弦を巻きている際にも時折チェックし、しっかりと入れるということも必要になるかも知れません。
ブリッジピン

そしてヘッド側で弦を巻く準備をしていきます。

ギター弦巻き方 ヘッドのペグ側(巻き側)へと作業を移します。

まず6弦(一番太い弦)でお話すると、左図のようにペグの穴に通してから隣(5弦)のペグまで伸ばし、折り目をつけます。

6弦ペグと、この折り目までの長さ、この分が巻く長さになります。ギターによって異なることもありますが、多くの場合はこれで2周〜3周という適正の巻き数になるように出来ています。

こういった作業も、一度で大成功することは少ないですが、何度かトライしていくうちに、そのギターに合った長さがわかるようになりますので、ご心配なく。

さぁ、巻いていきましょう(最初のうちは手巻きでも十分です)。

ギター弦巻き方と巻き数 さて、上記から弦を元に戻して巻き始めます。巻き方の詳しい内容は最下部の動画をご覧になるとわかりやすいと思います。

余った部分の弦を、通した弦の下をくぐらせ、一度ひっかけるようにしてから、巻いていきます。

大切なのは、通した弦を巻いていく弦で一度しっかりと留めてから、下へ下へと巻いていくことです。

こうすることにより、抜けにくくなり、またチューニングも安定した状態を保つことになります。

「2周〜3周の巻き数が適正」と言われているのは、このためにあります。

弦は張り替えたばかりですと、チューニングが安定しないので・・・

弦を張り終えたら、また12フレットの辺りで”軽く”弦を引っ張り上げるか、チョーキングする要領で弦を上下させて軽く伸ばして馴染ませてみてください。この際、あまり強くやり過ぎないように。

こうすることによって、新しい弦でのチューニングも手短に済みます。とかく新しく張り替えたばかりのものは音が定まりにくいものです。このように、軽くチョーキングしながらチューニングすると、アッという間に出来上がるのです。
(※1、2弦など細い部分に関しては加減して下さい。切れやすいのできをつけましょう)
最後にニッパーで余分が弦を切って完了です。エレキギターなどでも余分が部分を残しているミュージシャンも多いですが、メリットはありません。あくまでも格好なので(笑)マネしなくてもいいと思います。むしろ残しておくと目に当たる可能性もあるので、危険ですから切りましょう。

⇒それではいよいよチューニングの方法へ…

▼弦の張り方を改訂しました。サイト内の解説に改善を加えたものです。初心者の方にとって、よりわかりやすい内容になっていれば幸いです。
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