今回は、既出かも知れませんが「"適切な時期に"ギター弦を張り替えることの大切さ」についてお話していきます。
このところ頻出している"動画解説"のようには分かりやすくありませんが(笑)どうか、お付き合い下さい。
皆さんは、どういった時期、音色、状態を目安に弦を張り替えるでしょうか。
以前に「(例えば)ナイロン弦は4弦が劣化しやすいので目安」ということをお話しましたが、(追記しますが)これにも個人差はもちろんあります。スチール弦(鉄弦)も同様です。
使用頻度によって...毎日弾く人と、毎日ではないけどちょくちょく人とでは、適切な張り替え時期というのは異なります。
毎日弾く人の場合、「ある程度音色が良い状態の時に」張り替えるということになります。これが大事なのです。
私がなぜ、こういうことを言うかといいますと、
「(適切な時期を逸すると)ギターの音色の認識が異なってしまう(変わってしまう)」からなのです。
私の演奏をよく耳にする友人に、(弦を張り替えたばかりの日に)聴いてもらったところ、「張り替えたばかりだと、音色がワントーン明るく聴こえるよね」と話していました。
その方は、音楽の専門家ではありません。その音色を耳にした素直で率直な感想だったのです。
私は(自分では認識しておりましたが)「ハッ!」としました。音色が劣化するまで弾く(弦を使い続ける)のは、感性のためによくない...改めてそう感じたのです。
弦楽器は、切れるまで(サビるまで)弾けば(使えば)良い...そういう考え方も否定はしませんが、プロ志向の方はもう少し頻繁に張り替えることをオススメします。
またこの張り替え時期は、時期・日数で判断するのではなく、感性で判断するようにしてください。
弦の中では、寿命が長いものもあるので、長い間良い状態で弾けるものもあります。時折録音しながら「今は良い状態で弾けているだろうか」とチェックしてみるのも良いでしょう。
今回は長くなりました。最後までお読みくださり、ありがとうございます。