この番組を見て、歌番組で久々に涙しましたし、感動しました。
そんな中、私の中で素朴な疑問が生じました。
「アマチュアである彼らが、何故こんなにも上手いのだろう(上手く聴こえるのだろう)」と...。
もちろん、日本のプロ歌手が登場する歌番組もいいですが、今回の「のどじまん~」は新鮮さを感じたのです。
外国の方が日本語の歌に挑戦するということもあってか、彼らはすごく素直な歌い方をします。クセがないのです。
しかも、腹式呼吸で自然な発声をしているし、プロ顔負け...大げさに言うと、ニューヨークのアポロシアターのアマチュアナイト(コンテストでは最高峰)を見ているかのような...。
一方、慣れもあってか、日本人である私たちはとかく"コブシ"が回ってしまったりしますよね^^;「上手く歌おう」とすると、どこかに力が入ってしまったりするものです。
また、プロ・アマ問わず、「心地よい周波数」というものがあるんだと、再認識しました。
同じ音でも、(人によって)周波数は異なります。また、厳密にいうと何分の一、何十分の一くらいの確率で本来の音とは外れてしまうこともあります。
そこで、「いかに(聴いている人にとって)心地よい音や表現ができるのか!?」が課題になってきます。
彼らの歌を通して、「歌も演奏も、クセはその人のパーソナリティー(個性)ではある」と思うと同時に、「いかに素直に楽曲と向き合うかが大切」であることも学びました。
今回、ちょっと評論ぽくなりましたが、今回のこの番組は、私に限らず、色々考えさせられた、感じた人は多いのではないでしょうか。