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トピックス・お知らせ: 2011年5月アーカイブ

先日、ある一流ピアニストの演奏会へ行ってきました。そこで演奏を聴きながら、ふと気付いたことや学んだことを箇条書きで(パンフレットの余白に)書きつづってみました。

私にとっての気づきや備忘録のような記述...閲覧下さった皆様にとっても、有用であればと願います。

本年2011年は、"ピアノの魔術師"F・Liszt(フランツ・リスト)の生誕200年になる(1811年10月22日生まれ)

クラシック曲(組曲など)では30分を優に超えるものも少なくない。ゆえにピアニストの普段の練習時間が(一日につき)7,8時間は珍しくないというのもうなずける。

音色を聴いていると、その中から情景が思い浮かぶことが多い。そういう状況を生みだすことが一流の演奏なのだろう。

ジャンルは関係なく『一流の演奏、一流のメロディー』に触れることが、心の滋養となり、優れた感性を養う(実感する)。

ピアノ一台(クラシックギターなどでも)オーケストラのような臨場感を創り出すことは可能だ(現にこの二つの楽器はそう言われている)。

演奏者の姿や手元を注視するだけではなく、時には目を閉じ、耳を傾け(心を傾け)聴き入ることで、より一層味わい深いものとなる。

作られた曲の背景(エピソード・歴史)を演奏家は熟知していることが多い。それゆえに抑揚があり、表情豊かな演奏が可能となる。

行為の意味~青春前期のきみたちにという詩集がある。

震災直後、CMがすべて自粛された際にACジャパンのCMが流されつづけた...そこで多くの人が『あ、いい言葉だな...』と心動かされた詩が掲載された本である。

『確かに《こころ》はだれにも見えない けれど《こころづかい》は見えるのだ』

と始まり、

『それは 人に対する積極的な行為だから 同じように胸の中の《思い》は見えない けれど《思いやり》はだれにでも見える それも人に対する積極的な行為なのだから』

と、この詩はもう少し続いていくことになるのだ...。

この作品以外にも、もっと心を動かされる詩が多数掲載されている。

良い言葉、前向きな言葉は、音読(朗読)することで力を与えてくれる。ゆえに黙読より"声を出して"読んだ方がいい。

前向きな文章を読むことの有用性...これはヴェルテン法といって、心理学的にも有効とされている方法だからだ。

社会の中ではネガティブな要素が多い。それゆえエネルギーを消費されてしまうことも少なくない。

だからこそ、心の栄養・心のガソリンを補給するために、こういった良書は必要ですね。

宮澤章二著:行為の意味~青春前期のきみたちに

音楽家と文学...古来からこの二つは、切っては切れない関係にある。

ベートーベンの"歓喜の歌"は、詩人シラーの"歓喜に寄せる"を元に作られたとされるエピソードは大変有名な話。

アメリカのロック界のボス、ブルース・スプリングスティーンのアルバム"ザ・ゴースト・オブ・トムジョード"は、スタインベックの"怒りの葡萄"をモチーフに作られたという。

日本の音楽界を見てみると、長渕剛は相田みつをを尊敬しているとしているし、浜田省吾はトルストイやサリンジャー、吉野弘などの作家(詩人)を好むという話をインタビュー上でしているし、宇多田ヒカルは自らのホームページで川端康成や夏目漱石、宮沢賢治の詩を好むと記している。

以上、ご紹介したものは、もちろんほんの一部にしかすぎない。

一流アーティストの作品の背景にあるもの...

『優れた作品に触れることで優れた感性が開花される』

そういうことをつくづく認識できるエピソードだ。

浜田省吾が愛してやまない詩人とは。


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