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ギターのメンテナンス: 2011年11月アーカイブ

~こうすれば長持ちする!?ギタークロスの使い方~

ギタークロスの使い方、前回は「洗濯できるか否か?」を中心にお話ししてきました。

今回は、「ギタークロスをいかにキレイに、そして長もちさせるか?」についてお話していきます。

正直、安いクロスはすぐにボロボロになってしまいます(特に薄手のものは)。ですので、比較的厚手のものや有名メーカーのもの(一概には言えませんが)をお勧めします。

クロスを使用する際に必要なのが、ボディを保護するギターポリッシュであったり、ネックのためのレモンオイルであったり、弦のすべりを良くするためのフィンガーイーズであったりします。

おもにこの三点を使用する時に、クロスに湿らせて使うのですが...。

ココからがポイント。

(弦に使用するフィンガーイーズの場合を除いては)ティッシュに(ポリッシュ・レモンオイルを)湿らせてギターを拭いた後、仕上げとしてクロスを使用するという方法もあります(※フィンガーイーズは弦に使用するもので、巻き弦にティッシュを使用するのは詰まりの原因になってしまうので、クロスを使用することをお勧めします)。

そうすると、その分クロスに付着する汚れも少なくなりますし、第一、汚れが付着した状態に最初にクロスを使うというのももったない。最初にクロスを使用するとなると、すぐに汚れでいっぱいになり、クロスがいくつあっても足りません。

クロスは仕上げに使用するくらいがちょうどよいです。もしくは(これも以前お話しましたが)汚れを取り除きたい場合は、使い古しのTシャツを活用するという手も。

エレキギターの場合には、綿棒なども(接続部・細かい隙間に)使用するケースがあります。

身近にあるものを活用することで、ギター関連キットをさらに有効活用できるという方法のお話でした。

フィンガーイーズ・・・弦を押さえる際に、指どおりをよくするツールなのだが、使い方を誤解している人があまりにも多い。

本当のところを先輩のスタジオミュージシャンや、楽器店の店員さんにも確認の意味も込めて聞いてみた。

▽すると・・・

「化学物質が含まれているのでメンテナンス用品としては使用しないほうがいい」

「指どおりがよくなるので、使用前にちょっと吹き付けるだけでいい。ギター使用後は乾いたクロスでサッと拭き取ったほうが賢明」

といった意見が。

▽使い方においては・・・

「あくまでも弦に使用するものなので、直接吹きかけるときは、弦と指板の間に新聞紙などをはさむようにすると良い」

「新聞紙がない場合は(出先など)クロスに吹き付けてから、そのクロスで弦を拭くように湿布する」

というのが正しい使い方なのだとか。ネットで検索してみると、どこでどう間違って会得したのか、間違ったまま質問サイトで初心者の方に教えている・・・ということが多い。

一流アーティストでも時として直接吹きかけているシーンを見たこともありますが、その後には必ずメンテナンスを行っているものです。

重複しますが、楽器店のサイトの解説などにも「直接吹きかけても良い」とありますが、弦には良くても指板には(長期にわたっては)あまり良くないと思われます。木材にとっては自然なものを使用した方が良いでしょう。

メンテナンスキットは別に市販されているので、おまけにネックやボディーなど(厳密に言うと)別のものを使用するので、間違ったメンテナンス方法でギターを扱わないようにしたいものですね。

フィンガーイーズ・・・定番中のアイテムだけに使い方は熟知しておきたいところです。


TONE FINGER EASE

楽器店大手の石橋楽器店の楽器リペアセンター長によるメンテナンス開設動画をyoutubeで発見しましたので、ピックアップしてみました。

▽この中で述べられているのは。

1.ネック、ボディなどに関するメンテナンス方法。

2.エレキギター弦の張り替え方のコツ(アコギでも参考になります)。

3.ジャックやプラグの接触不良ノイズやボリュームのガリなどが発生した時の対処方法(メンテナンス)。

4.弦高(弦と指板の間のすき間の高さ)の調節方法。

5.ブリッジの調節のコツ。 

▽メンテナンス字に揃えておきたいもの。
ティッシュペーパー、綿棒、ギタークロス、メンテナンスキットセット(石橋楽器オリジナル)ELECTRO HARMONICS METAL CONTACT(接点復活洗浄剤)

▽石橋楽器のリペアセンター長によるメンテナンス・弦の張り方解説。


ギターケア、メンテナンスの必需品ともいえる"ギタークロス"。皆さんはすでにお持ちですか?

頻繁に使う方は家では使い古しのT-シャツでも構いません。でも外出先(ライブ先・スタジオ等)ではクロスを使いましょう。ガサばるので。

さて、本題に移ります。

クロスがある程度(レモンオイルなどを使って使用していると)ギターの汚れが付着して黒ずんできます。そこでの悩み...

「洗おうか、新しいものを買おうか...」

ということを考えたことはないでしょうか?

私は大いにありました。そして洗ってみました...失敗しました...しかし、話はここで終わりではありません。

その時、洗濯機を使って失敗したのです。これが失敗の原因でした。

良いクロス、厚手のクロスであれば、洗ってもまた使えます。ただし、"優しく手洗いで"という条件付きです。

洗面器にぬるま湯と、洗濯用洗剤を少量入れ、しばらくつけた後に優しく洗うとたいていの汚れは落ちます。メンテナンスに何を使用しているかにもよりますが、レモンオイルなどの汚れであれば落ちます。

安物のクロス、安いクロスであれば、手洗いでもボソボソになって使い物にならなくなってしまいますが...。

1~2度洗って使うのだから...とちょっとくらい奮発して(?)良いものを持っていたほうが得かも知れません。

▽メンテナンスの必需品、ギターが喜ぶオイル。使用後に最適。

FERNANDES NATURAL LEMON OIL

安いものは使い捨てにしている方も多いようですが...(ギタークロス一覧)

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