フィンガーイーズ・・・弦を押さえる際に、指どおりをよくするツールなのだが、使い方を誤解している人があまりにも多い。
本当のところを先輩のスタジオミュージシャンや、楽器店の店員さんにも確認の意味も込めて聞いてみた。
▽すると・・・
「化学物質が含まれているのでメンテナンス用品としては使用しないほうがいい」
「指どおりがよくなるので、使用前にちょっと吹き付けるだけでいい。ギター使用後は乾いたクロスでサッと拭き取ったほうが賢明」
といった意見が。
▽使い方においては・・・
「あくまでも弦に使用するものなので、直接吹きかけるときは、弦と指板の間に新聞紙などをはさむようにすると良い」
「新聞紙がない場合は(出先など)クロスに吹き付けてから、そのクロスで弦を拭くように湿布する」
というのが正しい使い方なのだとか。ネットで検索してみると、どこでどう間違って会得したのか、間違ったまま質問サイトで初心者の方に教えている・・・ということが多い。
一流アーティストでも時として直接吹きかけているシーンを見たこともありますが、その後には必ずメンテナンスを行っているものです。
重複しますが、楽器店のサイトの解説などにも「直接吹きかけても良い」とありますが、弦には良くても指板には(長期にわたっては)あまり良くないと思われます。木材にとっては自然なものを使用した方が良いでしょう。
メンテナンスキットは別に市販されているので、おまけにネックやボディーなど(厳密に言うと)別のものを使用するので、間違ったメンテナンス方法でギターを扱わないようにしたいものですね。
フィンガーイーズ・・・定番中のアイテムだけに使い方は熟知しておきたいところです。
TONE FINGER EASE
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