ギターのメンテナンスやケアが何故必要なのか・・・
よりよい状態、よりよい音質で奏で続けるためなのですが、それ以外にも理由があります。
「ネックの反りなどの弊害を防ぐ」
ギターには常に数十キロのストレスがかかっています。6本の弦があれだけピーンと張られているのですから、その辺りは想像がつきますよね。
そうなってくると、次第にヘッド側とブリッジ側が引き合う状態になります。
このように、弦が引き合う側にネックが曲がることを「順反り」といいます。
逆に、乾燥やその他の理由で(ネックのストレスの反動など)反対側に反ることを「逆反り」といいます。
これらの現象は、ギターを弾いていく上で一番気をつけたいことです。
常にギターを弾いている方であれば、そのままの状態でも(直射日光や高温多湿を避けて)支障はないと言われていますが、たまにしか弾かないという方は、弦はゆるめて保管しておきましょう。
また、メンテナンスのプロのお話によると、クロスなどで乾燥剤を包んでギターと一緒にケースに保存する方法を提唱する方もいらっしゃいます(キチンとケアしたうえでのことです)。
あまり神経質になる必要はありませんが、メンテナンスキットなどを利用して適度にケアをすることで防ぐこともできます。