プロとアマチュアの決定的な違いって一体なんでしょう。
それは"CDを出している"とか"テレビに出ている"という差ではないと(私は)思っています。
職業としてやってる...それもプロでしょうし、前述のように活躍されているという方々も、もちろんプロです。
その昔、あるイベントライブに参加した時のことでした。
出演するメンバー(バンドや個人)はすべて、世間一般で言う"アマチュア"。当時私も参加しておりました。そこで、あるバンドの出番があったときのことです・・
『ワン、ツー、スリー、フォー!』
『ジャーン!(出だしの音)』
中々音が合いません...演奏をストップ...やり直し...『ジャーン!』やっぱり合いません...やり直し。
それを3,4回繰り返したでしょうか、その後にそのバンドの代表者が『練習不足ですいません』と一言残し退場してしまったのです。
これには来場者もビックリし、後で非難の声が...当然、来場されている方々はお金を払って貴重な時間を割いて来てくれてますから。
プロだって、ミスすることはあります。でもそのミスをカバーするのがプロです。どんな状態でもベストを尽くせる...それもプロだと思います。
また、別のお話になりますが...
ある演歌歌手が、あるコンサートのステージで『いやぁ~、昨日は飲みすぎましてね、今日は中々声が出ないんですよ』...その一言に場内シーン...。
プロは、"常にお客さん目線の人"を意味します。『自分だけ楽しければいい』それはまだアマチュアの意識を出ていません。
『どうすればお客さんが喜んでくれるか、感動して帰ってもらえるか』
そういうプロたちが、日本にはたくさんいるのです。そういう演奏や歌を私たちは見たいし、聴きたいですよね。
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