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今回は、「ライブ(コンサート)会場の音作り」についてお話していきます♪
ライブの際の箱(ハコ=会場のこと)は、音質・音作りに大きな影響を与えます。
よく、会場入りすると両手を「パンッ!」と叩いて残響音を調べたりする人もいるほど...それくらい音作りは敏感でデリケートになる必要があります。
残響音が少なければ、その分リバーブ(サスティン=音の伸びを伸ばす工夫)を効かせたりする必要が出てくるでしょうし、会場によって異なるので音作りを同じ設定で...ということはほとんどありません。
残響音だけではありません。
とかく、その会場ごとに気を配るのは影響しやすい天井や壁だけと思いがちですが、とても大切な要素に「ステージ(板)」も挙げられます。これはプロでもないがしろにしている「盲点」でもあります。
あるプロのミュージシャンのライブにいった時のこと。会場となってるところのステージが簡易的なもので、建設現場の足場の上に薄い板を置いただけ...という形容に近い作りの上で行われていました。
当然、音はカシャカシャするし、軽いし、客席に届いてこない...。そのミュージシャンの持ち味は完全に損なわれていました。不幸なことに、その時のライブではリハーサルが行われていなかったので、当事者も気づかずに終えてしまったのでしょう。
もちろんモニター(演奏者側に音が届くスピーカー)だけではわかりようがないものです。その「薄い板」が災いしていたのですが...。
野外ライブなどになると、こういった簡易ステージを多く見かけます。しかし、一流どころになると、そういったところも重要視して見事にステージを作り上げているものです。
プロ・アマ問わず、この記事をご覧になった皆さんも、このエピソードをケーススタディとしてご覧頂ければ...と思います。
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