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弾き語りのコツ: 2011年4月アーカイブ

歌の力...東日本大震災を受けて、多くの歌手(プロアマ問わず)が悩んでいるのを見聞きする機会が多いです。

一流アーティストでさえ、『今、歌っている場合だろうか...』と思い悩み続けているという。

阪神淡路大震災で、『ライフライン以外で今、一番必要なものとは何か?』という質問に対し、もっとも多かった答えが"音楽(歌)"だったという。

その情報も手伝ってか、『俺達・私達は間違っていないんだ』と、音楽関係者も更に音楽活動に励むことが(ようやく)出来ているというのが実情です。

そんな毎日の中、私は『歌を作ってみました。聴いてみてください』というメールを頂くことがあります。

私はプロデューサーでも何でもありませんが(笑)一応は聴かせて頂いております。

でもね、最近、その作った歌に説明を加えてくる人も少なくない...それは残念なことです。

歌は説明ではない。歌は誰かを説得するものではない...僕が以前、あるアーティストに教わった言葉です。

『説明する想いがあるなら、その分歌に込めよ!』

そういうことなのだと私は解釈しております。

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あるイベントライブの時に、すでにCDデビューを果たしている女性歌手がいました。

彼女の出番を終え、イベントの終盤に『もう一度(すでに歌っている歌を)歌いたい』と、歌うことになりました。

『さっきの(自分の歌が)納得いかないから』ということが理由です。

でもそれはプロ失格を意味します。ライブで歌い直し...途中で何らかのトラブルがあった場合は許されますが、キッチリ歌ったあとに歌い直すのはお客さんに失礼です。

『どうしてあの時に、しっかり歌えなかったんだろう...』

彼女がプロであれば、その悔しい想いを家に持ち帰るべきでした。

それを体験とし、次のステージへステップアップして欲しかったです。それから数年経ちますが、彼女のステージを観る機会はなくなりました。

上手い下手、歌の評価はしょうがないとしても、歌に想いを込めることがどれだけ大切か...日々学ぶことが多いです。

『弾き語りをするのにどういうステップ(段階)を踏んだら良いのかわからない』

時々、そういった質問を受けることがあります。

ギターやピアノ...一般的に"弾き語りがつきもの"と言われている楽器ほど、『簡単に弾けそう』って思うものですよね。

それがやってみると難しい(汗)しかし、考えようによっては簡単なんです。

私たちは『~をやろう』と決意した時に、一足飛びにやろうと思うから難しく感じる。

自分の中で(書き出してみるのも良い方法です)ステップをいくつかに分けて取り組むことで、それが可能になるのです。

弾き語りに必要なこと...といえば、

コードを押さえることができる。

ストローク(アルペジオ)ができる。

(歌いたい)歌が歌える。

大きく分けると、この3点のステップが必要です。この3点を組み合わせれば良いだけです。最初は別々に練習しておいて、慣れてきたら組み合わせた練習にすれば良いだけです。

でも、ここではまだ完璧を求めないでください。コードチェンジがキチンと出来なくても良いのです。ストロークミスがあっても良いのです。

それよりも"リズムがキープ出来ているか?"にこだわってください...リズムこそが『上手く出来ているかどうか』の大きなポイントとなるのです。

ギターの演奏内容は、練習回数分だけ上手くなります。だから焦る必要はありません。好きで触っている楽器ですから、飽きることもあまりないと思いますし、飽きる頃には上手に弾けるようになっています♪

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