プロ、アマチュア問わず、自らの演奏や歌唱をyoutubeへ投稿している人は多い。
今では、インターネットという「新しい自己表現の場」としてyoutubeは確立されていると言っても過言ではない。
むしろ、デビューを目標としている人にとっては、レコード会社や音楽事務所に(自らの楽曲を)送付するよりは、(手掛かりを得るための)確実な手段として考えている傾向にもあるようです。
一方、楽曲のコピーについてはyoutube内でも論議を醸し出しております。
お気に入りのアーティストのお気に入りの楽曲を検索したいのに、他の(アマチュアの)人によるカバー(コピー)にしかたどり着かない...そういうケースが急増してきたからです。
コピーする側も、「たくさんの人に聴いてほしい」と思うあまり、アーティスト名と楽曲名だけをタイトルにする傾向が多くなり、こういった問題は益々大きくなっているとも言えます。
海外での書き込みでも「no more cover ! (カバー曲はうんざりです!)」というコメントも多々見かけます。
youtube内に限らず、インターネットでの使い方・捉え方・考え方は千差万別ですので、画一的に「これが正しい」というものはありませんが、今後何らかの解決策が必要になってくるかも知れませんね。
また、「将来プロになりたい」という方は、カバー(コピー)を早めに卒業してオリジナル曲を作ることをお勧めします。
そうすることで、製作する習慣が身に付き、考え方や発想がクリエイティブになっていくからです。
模倣(ものまね)はどこまでいってもものまねです。オリジナルに勝てることなど、まずありません。パフォーマー、クリエイターを目指すのであれば「オリジナルであること」にこだわりたいものですね。