NHKのテレビ番組"The songwriters(ザ・ソングラーターズ)"という、佐野元春さんが進行役のものが放映されています。
そこで曽我部恵一さんの回の時に、『会場内のお客さんの書いた詞に曽我部さんが曲をつけていく』というコーナーがありました。
ほんの1分(多くても2分かからない)程度で、曽我部さんは曲をつけていく...聴いていると『これはそのまま曲にしても多くの人に支持されるのではないか?』というくらいの完成度が高さを感じました。
この手法"詞先(詞が先に作られるケース)"なのですが、言葉をその人の中に取り込むことによって、メロディーが生まれ出ていく...
そしてそのメロディーは時として言葉の印象まで変えてしまうくらいの力を持つ...詞を書いたお客さんが『こんな風になるんだ!?』と驚き半分、感動半分で語っていました。
言葉のイメージは人によって異なります。そしてちょっと視野を変えると異なったイメージのものを作り上げることができます。
悲しい詞でもそうでない感じに聴こえ...たり、楽しい詞でも淡々として...いたり。。。とても不思議なものです。
曽我部恵一さん...深いアーティストですヨ。
曽我部恵一~PINK~