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2011年3月アーカイブ

具体的なナイロン弦の張り替え方はこちらのページに掲載しております。

ギターの弦を張り替えるために購入し、パッケージを開けてみると、このようになっていることもあります。

guitar-gauge-c.JPG

E-1 B-2 G-3 D-4 A-5 E-6...つまりそれぞれが、

E-1(ミの音で1弦)
B-2(シの音で2弦)
G-3(ソの音で3弦)
D-4(レの音で4弦)
A-5(ラの音で5弦)
E-6(ミの音で6弦)

であるということを示したマークです。初心者でなくても、慣れてきたギタリストでもうれしいものです。

慣れてくれば慣れてくるほど、ギターの弦を張り替える作業は短縮したいと思うもの...それらを軽減できるものを選びたいですね。

ちなみにこの画像は、D'Addario EJ45 ダダリオ ナイロン弦(ノーマルテンション)です。

≪ギターの弦の張り替え時・寿命について≫

ナイロン弦に関しては、1.中でも4弦に劣化が著しく見られる傾向があるため、4弦の具合を目安にする。2.音のハリがなくなってきたと感じた時。3.弦の色に変化が見られた時(4~6弦、いわゆる巻き弦が酸化して錆びてくるのがわかります)

以上のような症状が表れた時は、弦の張り替え時です。中でも2.と3.に関してはスチール弦でも同じことが言えるのではないでしょうか。

~クラシックギターのペグの交換方法~

さて問題、これは一体なんでしょうか...。
Aria ( アリア ) AT-150C クラシックギター用ペグ Tuning machines

正解は...すぐにピーンと来た方も多いかも知れません。そうです、クラシックギターのペグ(弦をまく部分)です。

こういった部品が出回っていることからわかるように、交換する機会も少なくないようです。

とはいえ、何年とか十年くらいに一回の割合になると思います。

頻繁に使用されている方は、頻繁に弦を替えますよね。その分こういったペグにも損傷が出るケースがごく稀にあります。巻く部分が割れてしまったり。値段は意外と安く、数百円から出回っているものさえあります。でも、出来れば少し高めで良質なものを使用した方が無難だと思いますよ。

さて交換方法ですが、これも意外と簡単。画像を使って説明していきますね。

まずはこの部分。
guitar-peg-ex.jpg

(↑の画像解説)この線で結んでいる部分の間隔を定規で測っておきます(※これが一番重要)パーツによっては間隔が異なるものがあるので、その数値を知らないと誤って購入することになります。

このペグはギターのヘッドの両側から差し入れるように接着します(ドライバーを使い、ネジで留めます)ゆえに、前述にあるようにペグ間隔(正しくは巻き棒の間隔)が合っていないと入らないことになります。 
guitar-head-peg.jpg
以上のように、『分解⇒交換』まではあっという間に出来ます。購入する部品さえ間違えなければ。なので、もしネット通販などで購入する場合も、そのパーツの詳細と使用しているギターの寸法をよく照らし合わせて購入しましょう。予め、ネットショップへ問い合わせてみるのも良いかも知れません。

『それでもよくわからない、不安だ』という方は、ギターを持参で楽器店へ行き、店員さんに聞きながら...という方法がよいでしょう。

今回は、アルペジオという弾き方について動画で解説します。

基本形を覚えると、演奏できる曲のレパートリーがグーンと広がりますので、是非チャレンジを。



動画の中で解説しているコード別のアルペジオの弾き方です。

コード『C』の場合 ⇒ 5 3 2 3 1 3 2 3

コード『D』の場合 ⇒ 4 3 2 3 1 3 2 3

コード『F』の場合 ⇒ 6 3 2 3 1 3 2 3  4 3 2 3 1 3 2 3

それぞれルート音(Cだったら5弦のドの音)が起点(はじまり・中心の音)となります。

以上の基本ができるようになると、複数の弦を同時に弾いたり、1弦からはじまるアルペジオなどにもトライしてみましょう。

ある程度指が動くようになったら、型にとらわれず自分のアレンジを作ってみるのも楽しいですよ♪

black-nylon.JPG

通常、クラシックギター(ガット)の弦で1~3弦の部分はクリア(半透明)に出来ています。

しかし、一部のメーカーではこのようなブラックナイロン(黒い弦)が用いられている種類があります(ダダリオギター弦(ブラックナイロン)ノーマルテンションなどが代表的)

この種類を知った時『黒いし、演奏する時にやりづらいのでは?』との疑問もありましたが、あまり色は関係ないようですね。

ダダリオのナイロン弦は音色に張りがあり、凛とした空気を醸し出せるので、クラシックのみならず、スパニッシュやジャズ、フラメンコなどのジャンルにも対応できます。

エレキやアコースティック弦(スチール弦)にもあるように、クラシックギターの弦にも"ノーマルテンション・ハードテンション・エクストラハードテンション"といったように硬さに種類があります。

近年市販されているエレガットギターに見られるように、『弦高(弦と指板のすき間)が低い類』ものであれば、ハードテンション(硬めの弦)でも良いですが、クラシックギターの場合は弦高があるので、(コード等)押さえにくくなるので、ノーマルテンションがオススメです。

楽器の演奏、弾き語り、朗読...youtubeのアップローダーを使用すれば、ウェブカメラからも録画できるので、とても便利。

自分が演奏する音や、歌声は演奏時・歌唱時には中々気づかない点がたくさんあります。ですからこういった機能を時折使用することでチェックすることも必要ですね。

歌の最中と後で聴いてみるのとでは、聴こえ方が異なってきますし...。

『自分って、下手だなぁ...』から始まり(笑)

やがて『ここをこうすれば、もっとバランスが良くなる』といったように具体的な解析ができるようになる。それが客観性ということにつながり、上達していくことになります。

一流アーティストを観ていると、自分自身に対してかなり厳しいです。それゆえ、そのレベルに達すると"歌っている最中に修正できる"という能力さえ持ち合せている...それこそ、メジャーリーグのイチロー選手みたい。

《声を出すだけで100以上の筋肉が働く!?》

アン・カープ氏著、梶山あゆみ氏訳で有名な「声」の秘密という本の中に、

「こんにちは、お元気ですか」と言うだけでも、100を超す筋肉が無意識のうちに協調し、心の思いを外に開放してくれているのだ。

とあります。

『弾き語りをするなら、立った状態の方が良い』と言われてるのは、"歌う"をいうことへのバランスを説いているのでしょう。

足でキチンと踏ん張れている時は、声もキチンと張れることの方が多い。

よく、応援団が声を張り上げる時に下半身をグッと固めるのは、そういうところから来ているのかもしれません。

歌う...とても奥深いですね。


声の神秘...それは人間が持つ最強の道具です。
「声」の秘密

エリック・クラプトンの演奏動画です。まずはこちらをご覧ください。



一般的に、多くの人はギターを弾き始める上で好みが分かれます。ギターのメーカーや型はさておき、

"アコースティックギター派"か"エレキギター派"

といったように...。

いずれにせよ、当然『上手に弾けるようになりたい』と思うものですが、冒頭のクラプトンの演奏にあるように、

"エレキ、アコギ両方とも演奏で使用する"

一流ギタリストが多いことにお気づきでしょうか。

1992年にエリック・クラプトンがアンプラグド~アコースティック・クラプトンをリリース、グラミー賞で7部門を受賞して以来、アコースティックブームが再燃しました。

その影響もあってか、双方のギターを使用するギタリストが急増したのです(プロ・アマ問わず)

アコギを使用すると、エレキに比べ"弦高(弦と指板のすき間)"の間隔があるため、ちょっと弾きづらく感じます。

ですが、その分"正確に弦を押さえることができる"、"正確に弾くことができる"というメリットがあり、エレキに戻った時にとても楽になります。


更にクラシックギター(ガットギター)を使用すると、その差が歴然とします(ちなみにクラプトンはガットギターも使用しておりますね)

次第に両方弾くことに慣れてくると、演奏に幅も出てくるようになってきます。強弱(抑揚・メリハリ)が明確になり、音の表情が豊かに。

『とは言っても、演奏スタイルが大きく異なるのでは?』と思いがちですが、アコギに比べると、エレキは簡単なコード(パワーコード)を使用するため、押さえ方に差がありますが、基本的には大差ありません(※パワーコード:必要な部分だけを押さる、楽な方法) 

演奏したいジャンルにもよりますが、技術向上のためには『色んなギターを弾いてみる』ことも必要とも言えます。

ゲネプロとは、"Generalprobe(ゲネラルプローベ)"の略語。ドイツ語由来なので、"ジェネラル"とは発音しない。

元々オペラや、バレエなどの舞台芸術で用いられていた言葉だが、現在では音楽全般(クラシックからロックまで)用いられるようになった。

意味合い的には"総合練習・総合リハーサル・本番形式の練習"ということになる。

音楽雑誌などを読んでみると、インタビュー記事に『ゲネプロの時に...』といったような言葉が出てくるので『何だろう?』と思った方も多いはず。

反面、近年の演劇分野ではゲネプロとは言わず、ドレスリハーサル(本番衣装を着た練習のため)と言うのだそうだ(こちらはウィキペディアを参照)

今回の東北・関東大地震を通して『私にも、俺にも出来ることはないか』と熟慮している方は多い。

そんな中で、『チャリティーライブ(イベント)をやろう』と計画しているというお話もよく見聞きします。

そこで、現代ならではのチャリティーライブを一部ご紹介します。

従来、チャリティーライブの開催は"会場を借りて、お客さんを集めて、募金してもらう"というのが流れでした。

今は"ネット社会ならではのチャリティーライブ"もあるようです。

アーティストの泉谷しげるさんが、3月19日にインターネットの動画中継サイト"ustream(ユーストリーム)"を使って24時間ライブを行ったという形だ。

泉谷さんは、演奏をしながら動画画面に日本赤十字社の募金先のアドレスを表示して、募金を呼び掛けるという方法を取った。

ただ、この方法は誰もが出来るというものでもない。

泉谷さんという信頼できる著名アーティストだからこそ出来るというのもあるだろう。災害時には募金詐欺も横行しやすいからだ。

私たちがチャリティーライブを個々に立ちあげるのもいいかも知れない。それが私たちの出来ることであれば...。

もしライブ・イベントを行うのであれば...

会場を提供してくれるところがあり(もしくは安価で自分たちで費用を負担できるところ)、安全に健全に活動できる環境を整えることが可能なこと。

私も以前行ったことが何度かありますが、それが第一条件だと思います。

そして何より大事なのが"手弁当で行うこと"です。

あまり大がかりにやり過ぎると、どうしても経費がかかります。経費がかかり過ぎるライブでは『あぁ、その分被災地に送れば良かった』という後悔の念にかられることも無きにしも非ず。

そしてフライヤー(告知用チラシ)を作成する際には、チャリティーの収益の送付先(日本赤十字社等)を予め決めて明記しておくこと等々... 

どこまでも、あくまでも"被災地のために一番良い方法は何か?"を念頭においてアクションを起こしたいですね。

押尾コータロー氏による演奏"グリーンスリーブス"。

有名なイギリス民謡で、日本国内においてもこのメロディーに慣れ親しんでいる方は多いはず...

この名曲、押尾さんならどう弾くだろうか...と期待して聴いているファンも多いでしょう。その辺はさすがの押尾さん。通常演奏とハーモニクスを上手に混合して序盤を、中盤は"ナチュラル&変則チューニング"どちらの時でもその音色を如何なく発揮する、フィンガリング&ストロークを織り交ぜた"The 押尾"的な奏法(この場合はナチュラルのようですが)。そして最後はシンプルに"聴かせる演奏"で締めくくった。

このようなシンプルで淡々としたメロディーの曲を弾きこなすのは大変難しい。しかもライブで観客を引き込むというのは、演奏に幅がないと出来ない至難の業。

それを毎回ギター一本で成し遂げる押尾コータロー氏。さすがである。

≫押尾コータロー作品一覧へ



ギター界のカリスマがコラボレーションした演奏をピックアップしました。

クラシックギターで10代にして"世界一の天才少女"とまで言われ、その後も世界を舞台に活躍し続けている村治佳織。

"とても一人で弾いているとは思えない"ほどの多彩なテクニックを併せ持ち、世界的なギタリストとも共演することも多い押尾コータロー。

『このコラボはありそうで中々なかった』とファンが身を乗り出したくなる一曲"ビートルズのIn my life"。特に曲の間奏部分は必聴です♪

≫押尾コータロー作品一覧へ

≫村治佳織作品一覧へ



日々、甚大な被害が伝えられている東北地方太平洋沖地震の報道...被災された方も、被災されていない方も、心を痛めている。

特に、大切な人を失った悲しみは、心にずっと残るもの...テレビの映像や新聞記事を通しても『涙が出て見ていられない』というのが我々の共通した気持ちでもある。

一方、世界中から励ましの声や活動も活発化してきている。

米軍による被災者救出活動は"Operation Tomodachi(友達作戦)"と言われている。このネーミングからも『日本を救え』という気持ちが伝わって来る。

またyoutubeにおいても、プロ・アマ問わず様々な形で人々を励まそうという動きが高まっている。

詩の朗読、歌、音楽演奏、メッセージetc...皆、『自分にできること』を形にして表現し、閲覧者からも共感の声が寄せられている。

節電、買いだめ防止、物資の支援等々...と合わせて、何か出来る方はyoutubeで激励運動をしてみてはどうだろう。私たちに出来ることはまだまだたくさんある。

ギターに限らず、楽器を使用していくにしたがって、様々なキット(用品・用具)が必要になります。その一例をご紹介します。(エレキギターにおいては下記以外に加え、はんだ・はんだごて・ドライバー・導線・各種パーツ、などの用具も修理時などには必要となります)

ギタークロスとしては定番。
FERNANDES 625s POLISHING CLOTH ギタークロス×2枚
FERNANDES 625s POLISHING CLOTH ギタークロス×2枚
クロスは使っているとすぐに汚れますが、決して洗濯機に入れないようにしたいもの。洗うと淵の部分からほどけて大変なことに(失敗談)比較的安価ですので、消耗品と捉えておきましょう。

演奏時に使うと指運びが楽に。
TONE FINGER EASE
TONE FINGER EASE
演奏前に少量ネック(指板)にサッと吹きかける。演奏を終了後は、クロスでサッと拭っておきたいもの。演奏後には手にも付着するので、洗っておきたいところです。

ギターケアには欠かせない。
FERNANDES NATURAL LEMON OIL
FERNANDES NATURAL LEMON OIL
ネックやボディー...あらゆる部分のメンテナンスに活用できるオイル。クロスに少量湿らせて、ギターの汚れを拭うように使用します。特にネックは乾きやすいので、保湿という意味でも活用できます。良品ですが、直接の湿布は避けた方が良いでしょう。

弦(ゲージ)の張り替え時に使用。
ERNIE BALL 4119 ストリングワインダー
ERNIE BALL 4119 ストリングワインダー
ペグ(弦を巻く際に回す部分)を回すのに、指でくるくるやるのもいいのですが、それはとても大変なこと。巻き数では3周り程度でも、実際にペグを回すのはかなりの回数(労力)になります。持っておいた方が迅速に張り替えられて便利。

youtubeやustream...個人レベルで情報(動画)発信ができるようになって、ギター(楽器演奏)の練習法などもずいぶん変わって来ました。

ある意味、便利すぎる面でのデメリットはありますが、それに比べてもメリットの方が多いということも感じます。

何よりも『動画投稿サイトの登場で、あらゆるジャンルの音楽を見聞き(聴き)する機会が増えた』というのは、私たちにとって大きなプラス要素です。

それまではテレビやラジオで、そしてCDやDVDを通して『自分が好んだ音楽しか聴かない』という傾向がほとんどでした。

やがてインターネットの登場で、国を問わず、またジャンルやプロ・アマを問わず、多くの人の演奏を目にするチャンスに恵まれるようになりました。

それは『感性のレベルが高くなる』傾向をも生み出します...それぞれの書き込み(コメント)にあるように、聴く側のレベルが高くなったのです。

とは言え、演奏のあらゆる部分を誰よりも上手く弾くというのは大変なこと...

だからこそ『自分の演奏の特色は一体何なのか?』『自分はどの部分を伸ばしていけばいいのか?』という考え方を持つことができるようにもなります。

プロを目指すにしても、アマチュアで音を楽しむにしても、練習の方向性、ジャンルの具体性は大切...自分と他人の演奏両方を聴くことにより、自分の演奏に客観性を持つようになり、そのことによって比較以上の感性が育っていきます。

ギターのダウンストローク・アップストロークに関しての動画解説です。

この楽器の基本中の基本でもあるストローク(別名バッキング)。組み合わせや、音の強弱、音を切ること(カッティング)、音を抑えながら弾く方法(ミュート奏法)についてもお話していきます。

何よりも最初は『リズムが大切』であるということ、『しっかり弾きこむこと』で安物でも高級ギターに引けを取らないものにすることもできます。

どうか皆さんのギター上達の手助けになれば幸いです。いつもありがとうございます。



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