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ギターの弦について: 2011年10月アーカイブ

皆さんこんにちは、今回はギターの弦の選び方についてお話していきます。

特にクラシックギター弦(ナイロン弦)についての種類と選び方についてです。

アコースティックギター(鉄弦)やエレキギター弦の場合は、エクストラライトゲージ・ライトゲージ・ミディアムゲージ・ヘビーゲージ(ヘビーは現在ほとんど流通していない)といった種類に分類され、売られているギターの場合はライトゲージが張られていることが多いです。

この辺の知識は割と広く知られているのですが、クラシックギターの弦の種類に関しては、また異なった名称で分類されるので気をつけておいた方が良いです。

クラシックギターの場合は「~テンション」と表記・分類されていることが一般的で、

「ライトテンション」「ノーマルテンション」「ハードテンション」「エクストラハードテンション」という順に硬くなっていきます。

また、メーカーによっては色で分類されていることが多く、人気の高いダダリオでは、

ライト(オレンジ)、ノーマル(赤)、ハード(青)、エクストラハード(紫)といったようにパッケージ内の文字色でわかりやすくなっております。

もう一方の有名メーカーである、オーガスチンに関してはこちらをご覧ください。

▽ノーマルテンション一例(ダダリオ)


D'Addario(ダダリオ) クラシックギター弦 EJ-45
("Pro Arte"の部分文字の色で弦の硬さが分類されています)

ナイロン弦の場合も、鉄弦の場合と同じように、テンションが硬めになればなるほど音のハリは良くなります。しかし、弦高(弦と指板のすき間)が広めのクラシックギターの場合、押さえづらくなりますので、硬めのテンションはおすすめできません。ノーマルで十分な質が確保できます。

更にナイロン弦の傾向性として、「弦を張り替えてしばらくは、音がなじむまで時間がかかる」ということです。つまり、「張り替えたばかりの際には、音が変わりやすい(チューニングが狂いやすい)」ということになります。

ある程度ひっぱられた状態が続いて落ち着くまでは、それ相応の時間がかかると思っていたほうが良いです。鉄弦(エレキ・アコギ)の場合はすぐに落ち着きますが。

ギターの弦の中で、材質上の理由からか、価格が少したかめのナイロン弦。コスト・質の両面で考えるとダダリオが一番ものもちが良いのでおすすめです。

~オーガスチンの弦のパッケージの色(種類)はどう違うの?~

クラシックギター弦の標準的なものとして、いち早く有名になったのが"オーガスチン(AUGUSTINE)"

耐久性にも優れ、価格的にも良心的で(クラシックギター弦はナイロン製のせいか、他のギターに比べると高めなのですが、オーガスチンの場合、質の高さに加え、リーズナブルなのです)ギタリストにとっては嬉しい製品。

ですが、詳細が分かりづらいので(外国語表示)「色ごとにどう違うのか?」をピックアップ・簡易解説してみました。

▽上から硬い順に...

オーガスチン弦ブルー(AUGUSTINE BLUE SET)
ハードテンション(硬め)の弦になります。アタック(弦へのアプローチ、弾き方)が強い人、ハリのある音を好むギタリスト向け。


オーガスチン弦(AUGUSTINE RED SET)
ミディアムテンション(中位の硬さ)の弦になります。オールラウンドな演奏ができるギタリスト向け。


オーガスチン弦(AUGUSTINE / Black Set)
レギュラーテンション(普通の硬さ)の弦になります。繊細な音色・演奏を好むギタリスト向け。フィンガリング専用と言ってもいいでしょう。

▽更に、こんな種類も!!

オーガスチン弦リーガルブルー(AUGUSTINE REGAL/BLUE SET)
通常のものよりも、チューニングが狂いにくい特殊な作りとなっています。


オーガスチン弦リーガルレッド(AUGUSTINE REGAL/RED SET)
こちらも通常のタイプより、チューニングが狂いにくい作りとなっています。

と、いったように様々なタイプのものがあるので迷いますが、ハードテンション(ブルー)は初心者向けではないので、レギュラーもしくはミディアムあたりから試してみる方が賢明です。

マーチンが販売している弦(カスタムライトゲージ)に張り替えてみました(その前に使っていたのはエクストラライトゲージです)。

エクストラライトゲージを使用していて(普通のライトゲージと比較して)感じたのは、「音がシャラシャラしてるな」「金属っぽさが前面に出ていて、あまり心地よくないな(私の感じたままを書いています)」という感想を得ました。

とはいえ、普通のライトゲージでは「素早いコードチェンジや、フレーズを弾くにはちょっと硬さがあるから」と思っていた矢先だったので、楽器店でカスタムライトゲージを見つけた時は新鮮でした(色々調べてみるものですね)。

マーチンの弦は、アコースティックギターの弦の中でも繊細な音色と質感があります。今回使用した弦は下記にご紹介しますが、「当たり!」という感じでした。

カスタムライトは、エクストラほどシャラシャラしていない、落ち着いた音色が出せる。それでいて、ライトより弾きやすい...カスタムライトという種類を考えた、作った人はスゴイなって思いました。

おそらく、当分はこの弦でいくでしょう。フィンガリングでも、ストローク(バッキング)でもかなりいける感じがします。

▽アマゾンだと59パーセント引き!ありえない安さ。

Martin(マーチン) マーチン アコースティックギター弦 M-175 カスタムライト

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